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オーストラリアで職探し! ジャパニーズレストランで働いて辛酸をなめた話 ③

日本レストランの様子仕事

こちらはオーストラリアのシドニーに移住した筆者コアラさんのお仕事体験記事です。

最低時給以下のジャパレスで働いていたコアラさんが、遂に時給$25ドル以上のジャパレスのお仕事に辿り着いたよぉ♡

というサクセスストーリーと思いきや、コロナ騒動禍中でその職を失っちゃったよぉ~というお話です。

前回までの記事をまだ読んでいない方は是非こちらを先に読んでみてください♡

シドニーで再度職探し!

天ぷら定食メニュー

近所のラーメン屋で働きながらも黙々と仕事を探す日々、

今日もオーストラリアの情報サイトでお馴染みのJams.TVから求人チェック!

いい仕事ないかなぁ…

そんなある日…

ついにきたーぁぁぁ!!

こちらシドニージャパレスの最高峰と言っても過言ではない!?

日本でも有名な定食レストランが、”新規店舗オープンに伴いスタッフ募集”!!!

そしてすぐさま目に飛び込んできた”最低時給$25”の文字

ジャパレスで働いて、憧れのオーストラリアの最低時給以上の仕事です。

採用条件にUpper-intermediate(中上級)以上の英語力が必要と記載があり、

少々不安を覚えましたが、在豪歴も4年目、英語も多少は勉強したし、なんとかなりそうな気がします。

それより、もう最低時給$25にしか目がいかない(笑)

早速、メールで英語のレジュメ(履歴書)と必要事項を添えて日本語で応募しました。

待つこと3日…

書類選考通過 〜 面接

NOW HIRINGの看板

マネージャーより採用通知メールを受け取りました。

日系企業ですが、募集店舗のマネージャーはどうやら日本人ではないようです。

面接日程などのやりとりも全て英語ですが、所々で微妙な表現。

コアラさんの英語も微妙なので、ネイティブのダーリンに彼の英語をジャッジしてもらいました。

どうやら英語のネイティブスピーカーではなさそうです。

そして、いざ面接へ向かうコアラさん

面接場所はシティーのオフィス。

着いたら電話するように言われていたので、まずは電話。

ビルの入り口に迎えに来てくれるようです。

エレベーターから男性が降りてきました。

この人が??面接官??

猫背気味でダボダボな服装、髪もボサボサで寝癖?あんまり清潔感はない感じ

飲食業界、これでいいのかぁ…

ぶっちゃけ彼の第一印象はあまり良くありませんでした。

そしてコアラさんのこの感覚良く当たります!

面接はコアラさんの他に学生ビザの日本人の女性がいまして、二人で一緒に受けました。

面接ではビザの種類とか、経験、勤務可能日などを聞かれた他に、

あなたにとってのホスピタリーとは?

とか、こんなクレームを受けたらどうする?とか

ホスピタリティ業務に関する質問を20個くらい受けました。

自分的にはいけるんじゃないかなぁ…という感じの手応えはありました。

結果は後日メールでとのことで、この日は終了になりました。

採用 〜 オリエンテーション、研修

仕事のステップアップの様子

面接から6日後に採用通知をもらい、契約書や規約へのサインなどをオンラインで済ませて

無事契約終了!

この採用通知の受け取りを以て、ラーメン屋さんとは、おさらばしました。

と言っても円満退社

日本人らしく、菓子折りを持って、一人一人に挨拶もちゃんとしました。

立つ鳥跡を濁さず、終わり良ければすべて良しです。

こちらの定食屋レストランは勤務前には、オリエンテーションもありました。

オーストラリアに来てからというもの、契約書もないようなところでばかり働いてきたので

ちゃんとした企業で働くってこういうことなんだ… と感動。

レストランオープンに向けて、研修を数回行いました。

”研修のお給料も正規の時給と同じ” とのことでこれまた感動!

テーブル番号を覚えたり、メニューの確認、配膳の練習、レジの使い方などの訓練をしました。

ここだったら長い間働けそう!

とってもやる気満々のコアラさん

客層、スタッフ層

実は、今回働くことになったこちらの店舗、コアラさんが初めて働いたチャイナタウンにある焼肉屋レストランと同じ通りにありました。

すなわち客層は… はい、チャイニーズ系です。

マネージャー、サブマネージャ共にチャイニーズ系

さらには他のスタッフも他の店舗での勤務経験が既にあるチャイニーズ系がメインです。

日本人スタッフも何人かはいたのですが、日本人同士は同じシフトに入れてもらえずに

一緒に働くことがほとんどありませんでした。

お互い英語のネイティブではないので、意思疎通が取れているようで取れていない…

英語に関してはコアラさんも人のことを言える立場ではありませんが、

彼らの英語での説明が聞き取れず何度も聞き返して、嫌な顔をされることが何回もありました。

そしてコアラさんがこの仕事でストレスを感じたのは

マネージャーによるパワハラ発言です。

職場でのパワーハラスメント

STRESSを表現する文字

朝のミーティングで従業員が集まるとマネージャから時折この発言。

「会社は高い時給を払ってお前らを雇ってるんだから、働きがある一定のレベルに達してない奴らはどんどん辞めてもらう!」

もちろん英語でですが、常にこんなこと言われていたら心が落ち着きません。

また店の売り上げが悪い日は周囲にネガティブオーラーを撒き散らしていました。

それを受けて周りもピリピリしていて…

コアラさん自分で言うのもなんですが、繊細なんです

周りの人で機嫌が悪い人がいたりすると、その負のオーラーを受け取って、息苦しくなってしまいます。

まぁ、彼も所詮は雇われマネージャー

上層部からの圧力でストレスもあったのでしょうが、そんなの知ったこっちゃありません。

そんなストレスもありましたが、全てはお給料の為と思い、割り切って働いてました。

時給25ドルのパワー

オーストラリアドル紙幣

時給$25以上

1時間働いたら、これが買えるじゃんとか、あそこのカフェで一番高いメニュー頼んでみようかなぁ

なんて考えてワクワクしたり

まだ働いてもいないくせに、取らぬ狸の皮算用でお給料を計算して、ほくそ笑んでみたり

収入が増えると気持ちが大きくなるって話はよく聞きますが、本当なんだなぁと実感しました。

コロナウィルス騒動

そんな労働環境の中で、店舗がオープンしてから働くこと約1か月。

コロナウィルス騒動が勃発!

客足が少なくなり、シフトを削られ、最終的には休業通達。

Take away(持ち帰り)メニューのみに対応するとのことで、どこの店舗も人員削減。

勤続年数の長いベテランスタッフのみが、他店舗から優先的にシフトに入ることになり、

コアラさん働く場所を失いました。

オーストラリア全土でロックダウンが始まり、

多くが在宅勤務、飲食店もTake awayメニューのみとなり、沢山の人が家で過ごす状況。

仕事してないのが自分だけじゃないんだ!と思うと気が楽になりました。

コロナ禍で殺伐としたレストランで働くストレスから解放されて、

仕事しなくていいよーって国から認められて、この上ない幸せを感じました。

Job SeekerとJob Keeper

オーストラリアの国旗

その間コアラさんはJob Seeker(ジョブシーカー)と呼ばれる給付金を政府から頂き、数ヶ月お家に籠る生活。

Job Seekerとは日本でいう失業手当のことです。

オーストラリア政府はコロナウイルス対策としてJob SeekerJob Keeperという2つの

救済策を取っています。

コアラさんは完全に失業したわけではなく、コロナの為にしばらく働けない状況だったので

その間の雇用を守る名目のJob Keeper(ジョブキーパー)が適用されるのかと思っていました。

しかしこちら最低1年間雇用されている人に適用されるプランだったため、

こちらの会社に勤めて間もないコアラさんは申請することが出来ず

Job Seekerの方に申請することとなりました。

オーストラリア人でない移民に対してまで、こんなに手厚い保護があるなんて

オーストラリアァァァ♡ オーストラリア万歳!!!

世の中は殺伐混沌としていましたが、コアラさんはひっそりとお家生活を謳歌していました。

仕事復帰

そんなリラックスした生活を満喫していたコアラさんの元に一通のメッセージが届きました。

マネージャーからです。

「規制が緩和されてきているので、またお店の営業を再開する予定だが、まだ働く気はあるか?」

みたいな内容でした。

約1か月半ぶりの連絡に戸惑うコアラさん。

しばらくブランクがあり不安だということもあったし、マネージャーやサブマネージャの高圧的な態度に恐怖を感じていたというのもその理由にありました。

やっと掴んだ仕事のチャンスだし…

不安もありましたが、もう一度仕事に戻ってみることにしました。

6月、職場に復帰してみると色々とシステムが変わっていました。

今まで扱っていなかったUberEatsなどのデリバリーサービスを数社採用したり、

レジ業務など、所々自分が教えてもらったことと違うルールが存在していました。

それについてのしっかりとした説明はありませんでした。

不安のままとりあえず復帰1日目は終了。

次の出勤日も客足が少なく、シフトを早めに切り上げるように言われました。

明らかに赤字経営なのはわかりましたし、カジュアルワーカーなのでそれには文句はありません。

シフトカット

上司に嫌がらせをされている様子

翌週のシフトは大抵、金曜日迄には連絡が来るのですが、日曜日になっても連絡が来ません。

全体のシフト表は携帯のアプリを通して見られるようになっているので、

そこで自分の名前を探しましたが、見当たりません。

何かの間違いかなぁ~?

と思いマネージャーに確認のメッセージをすると、

今状況が厳しくて人員をカットしているとの返信。

そのシフトは間違いではないとのことでした。

でもコアラさん気付いてしまったのです。

従業員の中で完全にシフトをカットされているのは自分だけだということを…

人員をカットしていると言っておきながら、新しい従業員を採用し、しっかりシフトに入れているということを…

私だけシフトカットってなんだか、悔しい! 

もしかして私なんかやらかしちゃったかな? 

ここで働くのやっぱり無理!?

ネガティブな気持ちが色々駆け巡りました。

やっぱりここでは働きたくない!

このまましばらく様子を見ても良かったのかもしれません。

もしかしたら翌週のシフトには入れてもらえたのかもしれないし…

でもこの時、シフトに入れてもらえない = 仕事を覚えられない = 怒られる

という恐怖の連鎖がコアラさんの周りを回っていました。

ちょっと抑圧的な社風も苦手でしたし…

小心者のコアラさんの不安ストレスレベルは限界!

ってことでまた辞めちゃいました

お給料に関しても、労働規約に関しても会社としては申し分なかったと思います。

折角、時給が高いお仕事ゲットしたのに勿体なかったかなぁ…

自分て弱いなぁ… 根性ないなぁ…

と思うこともありました。

こあらさん
こあらさん

でも自分の人生、自分が良いと思ったら、ハッピーだったらそれでいいんです!

だからオッケー♡

そして今、Job Seekerとして給付金をもらいつつ、次のお仕事を探してはいるのですが、

働いていないブランクが長くなれば長くなるほど不安になりますねー

もはや働けない気がしてきました(焦)

次こそは素敵な仕事に出会えますように…

と願いながら、満月の夜にこの記事を書いてます。

はっぴーさん
はっぴーさん

長い記事にもかかわらず、最後まで読んでいただきまして本当にありがとうございました♡

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